令和5年2月24日(金)、K.N.F未来塾第4回が開催されました。
今回は、「これで分かる!決算書の見方」~是非知ってほしい財務分析の話~と題し、ソニー生命保険(株)のライフプランナーの髙橋様・斉藤様に講師をお願いし、金融のプロによる決算書・財務諸表についてご説明いただきました。
会社経営を見るには3つあり、
1. 売上
2. 利益
3. 現金
のうち、どれが最も大事かという質問から始まり、参加者のほとんどが「売上」が一番との回答でしたが正しくは「現金」との答えでした。会社は赤字でも潰れないが『現金』が底をついたら倒産するとの言葉に皆、納得の様子でした。
そのことを前提としたうえで、損益計算書・貸借対照表について学ぶこととなりました。
講師の説明を聞きながら、自分が会社を作ったらどうなるかをシミュレーションし、実際に決算書を作成するという実践型で学ぶこととなりました。
なお、今回のセミナーではキャッシュフロー計算書について特に詳しく解説いただき、
その中で一番大事なポイントは『お金はウソをつかない』ことだそうです。
金融のプロの目から見ると、3期分決算書の推移を見れば、その会社がどういう状況にあるのか分析可能であり、表面ではなく実態ですぐに判断できると話されていました。
経営者にとって、自身の会社の状況を理解していることが一番に求められ、金融機関に対する時は「自分の状態を把握したうえで『いかに交渉をしないといけないのか』を理解していなければ」交渉を有利に進められないと仰っていました。
参加者からは、これまで財務諸表(損益計算書・貸借対照表)は、なんとなく理解しているようで曖昧な部分が多かったが、今回のセミナーで着目点はどこか、分析はどうするのかを学ぶことができ、腑に落ちたとの意見が寄せられました。
投稿担当:髙橋